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【近況】お馬さんのからだ
こんにちは、みんのウマ事務局です。
お盆を過ぎ、朝夕は少し涼しさも感じるようになりました。
とはいえ日中は、まだまだ日差しも強く、人馬ともに厳しい暑さが続いています。
お馬さんたちは、放牧の木陰をうまく活用しながら暑さを凌いでいるようです。
とはいえ一番の暑気払いは、やっぱり水浴び。
なされるがまま、うっとりした表情で水を浴びるのはグル。
たてがみは三つ編み仕様。
可愛いから……ではなく、首もとにこもる熱気を少しでも逃がすための工夫です。
(勿論可愛いです)
バーデンは、水浴びリピート率ダントツのNo.1。 シャワーが終わってもその場から動かず、スタッフに視線を送って、おかわりをおねだりします。(笑)
バーデン、グル、ベレと、新入りのお馬さんたちには、特に多くの水浴びを行っています。 初めて経験する珠洲の夏、先輩馬たちよりも暑さに弱い様子もあり、呼吸などを注意深く観察しながら、積極的に水浴びをさせています。
(バーデンのように自分からせがむお馬さんもいます)
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サラブレッドは、元来適応能力の高いお馬さんです。
競走馬時代の身体は、高い瞬発力を生み出すために、速筋(収縮速度の高い筋肉)に高い比重をおいて組成されます。
他方、引退後の放牧地では、瞬発力が不要になる代わりに、日々の天候や気温に対応するための持久力が求められるようになります。
このため、引退してホースパークに来るお馬さんたちは、不要になった速筋を落とし、遅筋(収縮速度が遅く疲れにくい筋肉)を身につけることで、持久力を手に入れます。
昨年珠洲にきたカウやセリも、今では競走馬時代の”筋骨隆々”のイメージとはまた違う、放牧地で過ごすための筋肉を身にまとっています。
新入りの3頭も、時間をかけて少しずつ、放牧地での生活に適応した身体になっていくのだと思います。
続く暑さと、お馬さんの体調に気を配りながら、季節を追ってホースパークでの生活に馴染む姿を見守り、またお届けできればと思います。
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今週は、水浴び後の一斉ゴロンゴロンでお別れです。
今週も皆様にとって素敵な一週間でありますように。