
新緑の季節と、愛すべきツンデレ王。アル君、15歳のお誕生日おめでとう!
こんにちは。みんなの馬事務局です。
ここ最近は、お天気が良い日には汗ばむほどの陽気になり、牧場を囲む木々も鮮やかな新緑に包まれています。馬たちにとっては、過ごしやすくて大好きな季節の到来です。朝一番に放牧地へ飛び出していく彼らの足取りも、どこかいつもより軽やかに見えます。
青空の下、風にたなびくたてがみを揺らしながら青草を熱心に(時には鼻先に緑の汁をいっぱいつけながら)手むしゃむしゃと頬張る姿は、見ている私たちスタッフにとっても毎日の癒やしです。
さて、そんな穏やかな風が吹く牧場から、今週はまたまた、とってもおめでたい「ハッピーバースデー」のニュースをお届けします!

昨日、5月18日の少し前になりますが、5月12日は、当牧場の愛されキャラクター、アル君こと「レッドアルティスタ」の15歳のお誕生日でした!
アル君、15歳の大切な節目、本当におめでとう!

今回のブログでは、そんなアル君の「これまで」と「これから」、そして相変わらずファンを魅了してやまない、ちょっと不器用で愛らしい「今」の姿をたっぷりご紹介したいと思います。
■ 父・ステイゴールドの血を引く、37戦を駆け抜けた戦士
ここで少し、アル君の現役時代のお話をさせてください。
レッドアルティスタは2012年5月12日、名門・ノーザンファームで生まれました。血統表を開くと、父はあの数々の個性派名馬を世に送り出した名種牡馬「ステイゴールド」。
アル君の持つ、どこか一本芯の通った気の強さや、時折見せる警戒心の強さは、まさにこの偉大なるお父さん譲りなのかもしれません。
中央競馬でデビューしたアル君は、栗東の斉藤崇史厩舎などに所属し、芝の中長距離を舞台にタフに戦い抜きました。通算成績は37戦3勝。筑後川特別を勝つなど、20代から30代の若かりし日々(馬で言う4歳〜7歳頃)を、中央競馬の第一線で全力で駆け抜けた、立派な「元競走馬」です。
現役時代に37回もパドックに立ち、ゲートを出て、ファンや関係者の夢を背負って走り続けることがどれほど大変なことか。大きな怪我なく走り抜いたそのタフさと頑張りには、今改めて「本当にお疲れ様、ありがとう」と拍手を送りたくなります。
競走馬としての現役生活を終えた後、縁あって私たちの仲間となり、今ではすっかり牧場の暮らしに溶け込んでいます。
■ お祝いの裏側で見せた、アル君らしい「おっかなびっくり」
さて、15歳になった当日のアル君ですが、スタッフからささやかなバースデープレゼントを用意してお祝いをしました!

毎年、牧場のお誕生日といえば、お祝いの主役に「ハッピーバースデー」の文字が入った可愛いバルーンを見せたり、おもしろカチューシャをかけて記念写真を撮るのが恒例のイベントになっています。
「アル君、お誕生日おめでとう!」
と、スタッフが笑顔でバルーンとカチューシャを近づけた瞬間……。
「……ッ!? な、なんだそれは……!?」
と言わんばかりに、アル君は目を真ん丸にして、じりじりと後ずさり。
他のお馬さんたちに比べても、実は人一倍(馬一倍?)怖がりで繊細なところがあるアル君。
見慣れないカラフルな風船や怪しいカチューシャの登場に、完全にロックオン状態で「おっかなびっくり」のポーズになってしまいました。
スタッフが「怖くないよ〜、お祝いだよ」と優しく声をかけ、じっくり時間をかけて「これは安全なものだ」と理解してもらう作戦へ。
最後にはすっかり安心したようで、角居さんがカチューシャをそっとかけてくれると、観念したような、でもどこか誇らしげな(?)なんとも言えない可愛い表情を見せてくれました。この、一筋縄ではいかないリアクションこそが、私たちの愛するアル君の真骨頂です。

そして、なんとアルと同じ誕生日の新人スタッフと㊗️
■ 最高の魅力は「繊細でイケメンな暴れん坊」
普段のアル君は、一見するとちょっとつっけんどんで、クールに見えることがあります。
放牧地で他の馬たちがはしゃぐと更に元気良くなるアルくん!!!
警戒心は群れで一番強く、とても「繊細なお馬さん」です。
誰にでもすぐに尻尾を振るタイプではありませんが、毎日お世話をしてくれるスタッフや、じっくり時間をかけて接してくれる人に対しては、特別な信頼を寄せてくれます。
関係性が深まれば深まるほど、近くに寄ってきたときにソッと鼻先を押し当てて甘えてきたり、スタッフの姿を見つけると小さく「ヒヒン……」と鼻を鳴らして呼んでくれたり。
その「ツン」と「デレ」のギャップがたまらなく愛おしく、一度彼の魅力に触れた人は、みんなアル君のファンになってしまいます。
15歳という年齢は、馬の年齢でいうと、人間の50代半ばから後半に差し掛かるくらい。すっかり落ち着いた大ベテランの域ですが、内面にある繊細さと、心を許した相手に見せる甘えん坊な姿は、出会った頃からずっと変わりません。
■ これからも、アル君のペースで、一歩ずつ
牧場には、新しいスタッフが来たり、新しいお馬さんが仲間入りしたり、季節ごとに新しい景色が広がったりと、日々小さな変化があります。
変化に対して少し慎重なアル君ですが、これまでもそうだったように、これからも自分のペースで、ゆっくりと時間をかけながら、新しい環境や仲間たちとの絆を深めていってほしいなと思っています。
何より、大きな病気や怪我をせず、こうして新緑の爽やかな季節に15歳のお誕生日を元気に迎えられたことが、私たちにとって一番の喜びです。
アル君、いつも牧場に優しい時間をくれてありがとう。
これからもツンデレなアル君らしく、のんびりと、健やかに、毎日の大好きな青草をたくさん食べて過ごしてね。
最後になりますが、いつもアル君を温かく見守り、応援してくださっている会員の皆様、ファンの皆様、本当にありがとうございます。皆様の応援が、アル君の元気な日々の源になっています。
牧場にお越しの際は、ぜひアル君に「15歳おめでとう!」と優しく声をかけてあげてくださいね。(ただし、急に驚かせるとびっくりしてしまうので、ゆっくり近づいてあげてくださいね!)
■「鉢ヶ崎のみんなの家」起工式&地鎮祭を行ないました。

先日、当ホースパークの放牧地に隣接する敷地にて、待ちに待った「鉢ヶ崎のみんなの家」の起工式および地鎮祭を、無事に執り行うことができました。
■ 感謝と決意を胸に。身の引き締まる思いで迎えた当日
当日は天候にも恵まれ、澄み渡る空のもと、厳かな雰囲気の中で式が始まりました。
今回の起工式には、珠洲市の泉谷市長をはじめ、私たちの活動を日頃から支えてくださっている多くの関係者の皆様にご臨席を賜りました。
工事の安全を祈願する神職の祝詞(のりと)が響き渡る中、鍬(くわ)を入れ、玉串を捧げながら、私たちの胸に去来したのは、これまでの道のりに対する深い感謝の念でした。ここまで来るには、本当に多くの紆余曲折があり、決して平坦な道のりではありませんでした。楽しみに待ってくださっている皆様を、ずいぶんとヤキモキさせてしまったことと思います。
しかし、こうして泉谷市長をはじめとする地域の皆様、関係者一同が一堂に会し、同じ未来を見つめて鍬を入れられたことで、改めて「いよいよここから本当に始まるんだ」という実感が湧くと同時に、身の引き締まる思いで胸がいっぱいになりました。
この「みんなの家」は、ただの建物ではありません。馬たちと人が触れ合い、傷ついた心が癒やされ、珠洲の地を訪れるすべての人々が「ただいま」と笑顔で集まれる、文字通りみんなの“心の拠り所”となる場所です。その第一歩を、最高の形で踏み出せたことを、まずは皆様にご報告させてください。
■ 厳しい社会情勢を乗り越え、12月末の竣工(完成)を目指して
現在、私たちが置かれている社会情勢は、決して楽観視できるものばかりではありません。資材の高騰や物流の影響など、建築や復興を取り巻く環境には、またまた厳しい課題や荒波が次々と重なっています。ニュースを見るたびに、不安な気持ちになることも少なくありません。
しかし、そんな時代だからこそ、この「鉢ヶ崎のみんなの家」が持つ意味は大きいと私たちは信じています。
困難な状況下ではありますが、施工を担当してくださる職人の皆様、関係各所とがっちりと手を携え、まずは何よりも「安全第一」を最優先に工事を進めてまいります。焦らず、一歩ずつ、けれど確実に。馬たちが一歩一歩、大地を踏みしめて歩くように、私たちも誠実にこの建築と向き合っていく所存です。
現時点でのスケジュールとしては、今年の12月末の竣工(完成)を目指して動き出しています。
今年の冬、寒さが本格的になる頃には、この放牧地の隣に、温かい灯りがともる「みんなの家」が姿を現しているはずです。想像するだけで、今から胸がワクワクしてきませんか? 雪が舞う放牧地で元気に過ごす馬たちを、暖かいお部屋の中から窓越しに眺めながら、みんなで温かいお茶を飲む……そんな最高の未来の景色を、私たちは今から思い描いています。
■ これからの物語を、ぜひ一緒に見守ってください
これから、静かだった放牧地の隣では、少しずつ基礎が造られ、柱が立ち、屋根が架けられていくという、ダイナミックな変化が始まります。
近隣で過ごす馬たちも、最初は「おや? 何が始まるんだ?」と不思議そうに工事の様子を眺めるかもしれませんね。彼らが驚かないよう、馬たちのストレスケアにも十分に配慮しながら進めてまいります。この「鉢ヶ崎のみんなの家」が完成していくプロセスは、SUZUホースパークにとっても、そして応援してくださる皆様にとっても、一生に一度の大切なストーリーです。
そこで、今後の工事の進捗状況や、日々形になっていく建物の様子は、この配信を通じて「段階的なレポート」として皆様に定期的にお届けしていく予定です!
「壁ができたよ」「窓が入ったよ」といった建築の裏側はもちろん、それを見守る馬たちのクスッと笑える日常のリアクションなども交えながら、まるで一緒に建物を建てているような臨場感を感じていただけるようなレポートを目指します。次回の更新も楽しみにお待ちいただければ幸いです。
■ 終わりに
最後になりますが、長らくお待たせしたにもかかわらず、いつも「楽しみに待っています」「応援しています」と温かいお声を届け続けてくださったファンの皆様に、心からの感謝を申し上げます。
皆様のその一言一言が、私たちの最大の原動力であり、この厳しい社会情勢を突き進むための大きな盾となっています。
珠洲の美しい自然、愛しい馬たち、そして新しく生まれる「みんなの家」。
これらが調和する素晴らしい未来に向けて、私たちは歩みを止めません。
12月の竣工に向け、安全に、そして心を込めて工事を進めてまいります。どうかこれからも、SUZUホースパークの挑戦を、温かく、そして力強く応援していただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
日本財団:憩いの場プロジェクト
https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2025/20250408-110909.html
それでは、次回の牧場通信もお楽しみに!
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【イベント概要】
●日時:5/24(日) :12:00~12:40
●内容:建設中の新厩舎のご紹介(生中継)、ホースパークで進むプロジェクトについて
●対象者:どなた様もご参加いただけます
●参加費:無料
●お申込み〆切:5/23(土)23:59まで
●ご参加の流れ:下記にご入力いただいたメールアドレスへ、イベント当日の朝にZoom URLをご連絡します。
お申し込みは、↓↓下記フォーム↓↓より、5/23(土)の23:59までとなっております。
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【珠洲ホースパークご見学のご予約はこちらから】
ご見学の際は、下記ご予約フォームより事前のご予約をお願い致します
🐴営業時間🐴
10時〜12時/13時〜15時(毎週 火 ・水曜日 休館日)
※予約できる時間枠が増えました☆彡
🐴入場料🐴
🐎一般来場者様(中学生以上) 1,000円/名
🐎珠洲市民様・みんなの馬会員様・小学生以下 入場料無料
🐴ご来場の際は以下のPDF注意事項をご確認ください🐴
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