能登半島地震の影響のため営業(牧場見学)を停止しておりました珠洲ホースパークについて、2024年9月1日(日)より、一般の皆様の来場ご予約の受付を再開を致しました。
発災直後からいただきました皆様からのご支援、お心寄せに、心より感謝申し上げます。
なお施設内は地震の影響により、復旧状況が未だ不十分な環境となっております。
ご理解とご注意の上、ご来場いただきますようお願いいたします。
ご来場にはご予約が必要です。
みんなのウマHP掲載のご予約フォームより、事前のご予約をお願いいたします。
みんなのウマHP :https://www.minnano-uma.com
※毎週火曜日、水曜日は定休日(休場)となります。
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こんにちは、みんなのウマ事務局です。
先週は、列島が台風に翻弄された1週間でしたね。
ホースパークでは雨こそ降りましたが、特別な被害なく、人馬無事に過ごしています。
記事をご覧の皆様にも、大きな被害なく、日常の生活を変わらずに過ごしておられることを願っています。
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さて放牧地では先週から、本格的な全頭放牧が始まりました。
ベレとグルがやってきた当初の全頭放牧では、放牧地全体に緊張感が漂ったため、それぞれを群れに馴染ませるために、群れを2つのグループに分けて放牧していました。
その後、一度は全頭を合流させて様子を見ていたのですが、バーデンの加入や、お馬さん同士の関係性、また体調管理や水浴び管理の都合もあって、再度2グループにわけての放牧が続いていました。
今回の合流では、みなそれぞれに良い距離感で過ごせているようで、一安心です。
お馬さん同士の2ショットもよく見れるようになりましたので、順にご紹介したいと思います。
(▲左から、ベレとバーデン)
バーデンは物怖じせず、かといって好戦的なわけでもなく、来てからの日が浅い割に他のお馬さんと上手く馴染んでいる印象です。
ベレやポッキー、テン、アルなど様々なお馬さんとのツーショットもよく見かけます。
(▲左から、アルとベレ)
ベレは当初、アルやカウと張り合い・牽制しあっていましたが、最近は放牧地にも馴染んだ様子で、アルくんとのツーショットも見られるようになりました。
全頭放牧の前に、アルくんと同じグループで、アブを預けあいながら一夏を越したことも関係改善の一因かも知れません。
他方、別のグループで分けられていたカウくんとは未だ張り合う関係にあるようで、時折、お互いに牽制しあう姿もみられます。
(▲左から、セリとカウ)
セリとカウは、全頭合流の前と後も変わらずに、ずっと一緒に過ごしています。
2頭の関係は1年前、面倒見のいいセリが、新入りでまだ群れに馴染んでいなかったカウを心配し、お姉さんのように付き添いはじめたところから始まりました。
その後、セリが脳梗塞のような症状で倒れてからは、カウがリハビリの相手となり、セリの奇跡的な回復を常に寄り添いサポートしつづけました。
現在も、後遺症で不自由になったセリの左視野をフォローする様に、セリの左側に入る形でカウが寄り添う姿をよく見かけます。
(▲お水を飲む時もいっしょ)
(▲左から、ポッキーとグル)
グルは、お馬さんよりも人に近い(人に寄ってくる)性格で、恐らくは初めての集団生活ということもあり、お馬さん同士の関係に慣れるまで、少し時間がかかりました。
(▲馬よりもスタッフとの距離が近いグル)
全頭合流以前のグルは、群れのボス格であるセリ・カウのコンビと一緒のグループで放牧していましたが、最初はセリ・カウのパーソナルスペースに近づけず、2頭が近づく度に距離を保つよう離れる様子がみられました。
しかし、ゆっくりと時間をかけて過ごすうちに、2頭とも信頼関係を築けたようで、今では緊張感なくセリの側で草を食べられるようになりました。
(※カウが許す馬以外がセリの側に近づくと、カウに追い払われてしまいます。ベレ、バーデンなどはまだセリに近づくことを許されていないよう…。)
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全頭合流!の中にもさまざまな2ショット(そして3ショット以上も)があり、個々のお馬さん同士の関係性も深まっているなと感じます。
放牧地で日々進化するお馬さんの様子、引き続きお届けしてまいります。